kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

5-ALAはSARS-CoV-2の感染を抑制する

5-ALA(5-アミノレブリン酸 , 5-aminolevulinic acid)

5-ALA(引用: SBI Pharma)は、天然のアミノ酸といわれている。今年の2月頃に長崎大学が5-ALAがSARS-CoV-2の感染を抑制する研究成果を世に出したことをNBC長崎放送が報道した。

私は5-ALAの存在について全然知らなかったが、5月頃知人から教えていただきそれを知った(知人には感謝!)。当時はアルファ株(イギリス由来の変異株)優位だったが、現在はデルタ株(インド由来の変異株)で感染確率が高いため、今一度5-ALAについてレビューして感染を抑制するファクトを生かすためにブログに書いて勉強してみたい。

 

NBC長崎放送による報道

www.youtube.com

要旨は以下の通りで5-ALAはスゴイ!

  • 長崎大学は長年にわたり感染症マラリアを研究している。
  • 5-ALAは生命の根源物質とされている。
  • 5-ALAは発酵食品、緑黄色野菜に含まれ、体内でも日々生成されている。
  • 5-ALAの体内生産量は、17歳頃をピークに加齢とともに減っていく。
  • 長崎大学熱帯医学グローバルヘルス研究科の北潔教授は、SARS-CoV-2を感染させたヒトの細胞に5-ALAを投与し、一定量以上でSARS-CoV-2の増殖を完全に阻害することを確認した。
  • SARS-CoV-2の遺伝子配列にはG4構造(グアニン四重鎖)があるが、G4構造に5-ALAが結合するとウイルスが増殖しない。
  • G4構造の配列はマラリアの病原体も持っている。
  • 北教授のチームはマラリアの治療薬として5-ALAを研究して、治療効果を確認していた。
  • 北教授のチームはG4構造と5-ALAの結合がマラリアを感染抑制することにたどり着いた。
  • 5-ALAが体内で変化してできる産物「ヘム」「プロトポルフィリンナイン(PP IX)」 がSARS-CoV-2のスパイクたんぱく質に結合すると、SARS-CoV-2はヒト受容体ACE2に結合できなくなる。
  • 5-ALAの投与で増えるヘム(5-ALA+鉄)を分解する酵素には抗炎症作用がある。
  • この抗炎症作用にはCOVID-19の重症患者でみられるサイトカインストームを抑制する可能性がある。
  • 5-ALAが本来持つ代謝を挙げる働きがCOVID-19の後遺症を改善する可能性がある。

 

所感

5-ALAを調べていくと、日本酒(引用:酒蔵プレス)にも含まれている説明にたどり着いた。酒蔵プレスの頁には、以下の表が掲載されていた。食品成分表からの数字だそうが、100グラムあたりに何マイクログラム含まれているかという読み方だそうだ。

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出典:ALAサイエンスフォーラム 第2回マスコミセミナー「注目のアミノ酸ALA 最新研究報告」http://ala-sf.net/wp-content/uploads/2016/02/100216.pdf

普段口にしている食品から接種して感染リスクを下げる手段であることも頭の隅に置いておくことが重要だと思う。私はいかにSARS-CoV-2がACE2に結合する確率を低くすることができるか常に考えている。その手段の一つが、5-ALAを含む食品を摂取することだと思う。

 

追伸

以下の動画を見つけた(2021/7/27)。

www.youtube.com

 

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