kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

後出しされたラムダ株上陸。すぐ情報公開しないとダメでしょ。

南米ペルーを中心に蔓延しているラムダ株については、別のブログの方に何回か投稿した。別のブログとは、はてなブログやりはじめで、あとで2つブログが存在していることに気が付いて、ラムダ株は別の方に投稿してずっとそうしている。

イギリスの情報では8月6日時点で日本でもラムダ株が確認されたことを示している。

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出典:SARS-CoV-2 variant data update, England, Version 10, 6 August 2021

時系列的に、日本で初めてラムダ株が確認されたと報道されたのが8月6日の夜から7日の未明だと思う。これと同じ日付にレポートが出されていて、日本が色塗りされているということは、イギリスはそれ以前にその情報を入手していたのではないかと思う。

7月20日に上陸されたとされていて、誰がどのようにということが当時は情報が30代女性だけで不明であったが、最近の情報だとペルーでの滞在歴があり、(オリンピックの)大会許可証を持っていたということで、ペルーから渡航された方だと推測される。誰がラムダ株を持ってきたのかはこれでわかったので、この事例については隔離のルールによって問題なく対処されたと思う。問題なのは、オリンピック開催中とあってこのファクトを7月20日近くに情報公開せずに後出ししていることだ。イギリスのBBCのYouTubeでも説明があったように、感染例が1例であれば封じ込めは可能であるが、これが500や1,000も同時にやってくると瞬く間に蔓延してしまうので注意が必要だと思う。行政はこの点はしっかりやっていると思うが、それを怠れば今のデルタ株のような事態になることは十分ありうる。

先月はなかなか情報をゲットすることが困難だったが、今月は結構情報を得ることができる。現時点では私はアメリカの状況をみるとよいかもしれない。

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出典:https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2021.07.28.454085v1

ラムダ株はデルタ株と同じくスパイクたんぱく質452番目の変異によって感染性が高くなっていることが挙げられる。また490番目の変異によって中和抗体の抵抗性が上がって、免疫回避が起こって感染確率が高くなると推測する。抗体がラムダ株を防衛できないステルス性能を持っているウイルスとでも表現すべきであろうか。デルタ株とともにこの厄介な変異株には注意すべし。