kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

近似式予測のまとめ。ピークアウトは微妙

8月末で3万人程度になるかと懸念していたが、17,713人だった。近似式で予測することは適さないことがよくわかったが、昨日の時点での1次、2次、3次の近似式の赤線は以下の通りであった。2か月でピークアウトすると予測していたが、現在の新規感染者数をみるとピークアウトなのかどうかは微妙である。3次の近似式は前回描いた軌跡とはことなり、8月31日より前がピークとなっている。

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 1日当たりの新規感染者数と実効再生産数を表した。実効行再生産数の計算式は、東洋経済が公開している『東洋経済オンライン「新型コロナウイルス 国内感染の状況」』で用いられている計算式と同じで以下の通りである。

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実効再生産数は全国平均は8/31の時点では0.936で、東京都はさらに低く0.821であった。一方愛知県は1.267であった。東京都が感染始まるとしばらくして愛知県も感染が始まっていくことは今回の例でもいえると思う。

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地域ごとに、実効再生産数の推移は異なるのかと思って、関東地方、東海地方、関西地方でまとめてみることにした。色の使い方は都府県のシンボルの色に類似させることを試みたが、見た目はちょっとわかりにくいかもしれない。

 

関東地方の実効再生産数は東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県は概ね全国平均と同じ軌跡をたどったように思われる。茨城県、栃木県、群馬県はほかの関東地方の都県と比較して変動が7月終わりころまでは大きかったが8月はほぼ全国平均と同じ軌跡をたどっていると思われる。8/31時点の実効再生産数は、東京都0.821、埼玉県0.897、千葉県0.928、神奈川県0.941、茨城県0.849、栃木県0.840、群馬県0.866であった。

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東海地方は7月までは実効再生産数が全国平均より低い傾向だが、岐阜県三重県は平均を超えている時期があった。7月は比較的感染者数が全国的に少なかったが、8月から患者数が増加傾向であった。8/31時点の実効再生産数は全国平均0.936を上回り愛知県1.267、岐阜県1.018、三重県1.029であった。

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関西地方は概ね全国平均と同じような軌跡をたどっている。8/31時点の実効再生産数は大阪府1.062、兵庫県0.982、京都府1.009と全国平均0.936を若干上回る程度であった。

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 以上のようにあらわしたグラフより、これからは増え続けた時間と同じ程度の時間をかけて減少していくのかなと期待している。状況が回復してくることを期待している。ただ、これは新規感染者数だけを見た話であり、実際には重症患者数がなかなか減らない、医療ひっ迫で自宅療養者が余儀なくされることなど、課題は山積である。通勤途中でZIP-FMHigh! Morning!のなかで、名古屋市の自宅療養者が6千人程いるそうである。名古屋市のホームページでは、8/31現在で6,347人と報告されていたが、東京都の事例をテレビとかでよく耳にするが、かなり大きな数だということを認識した。一方、愛知県のホームページでは、8/31現在で15,737人とのことで、如何に入院できない人が多いかという現実を思い知らされた。

9月になり学校が始まると状況がまた変わってくるかもしれない。私が居住している市の感染者状況も確認してまとめたものが以下の通りである。毎日とるとばらつくので週にまとめた。ピンク色の20代が目立つことと、その下の茶色の10代、灰色の10歳未満が増えていることも確認した。一方60歳以上は比較的少ないことも早めのワクチン接種の結果の恩恵かもしれない。ただ抗体は減ってくからご注意を。

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若年層にもワクチン接種の機会をより多く与えるよう、行政がもっと感染対策を考えるべきだと思うが、前例を優先する役所行政は閉口する。