ブースターショットは必要だとモデルナ社が言っている
今週はブースターショットについて言及することが多いが、もう一つ、9/16のBloombergのニュースから
米モデルナの新型コロナウイルスワクチン第3相試験に関する新たな解析で、同試験の早い時期に接種を受けた人の方がブレークスルー感染(ワクチン接種後の感染)の割合が高いことが分かった。
- 治験の早い段階に接種受けた人の方がブレークスルー感染の割合高い
- 治験で接種受けたが、デルタ株拡散した今夏に感染したケースを検証
実際に、モデルナ社はFDAにブースターショットの申請をしている。
これも9/2のBloombergから。
米モデルナは1日、新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種で米食品医薬品局(FDA)の正式承認を目指し、初期データを提出したことを明らかにした。
発表資料によれば、臨床試験で用量を現行ワクチンの半分の50マイクログラムとしたブースター接種により、デルタ変異株に対する抗体レベルは40倍超に増加したという。
最初の記事の内容からは、インフルエンザの予防接種のように、備えるために定期的にワクチン接種が必要だということである。厚生労働省は恐らくブースターショットについて検討していて、状況によってはその話を出してくるだろう。
2番目はワクチンの用量についてであるが、モデルナ社製のワクチンの用量は100マイクログラムである。一方、ファイザーは30マイクログラムである。その差が副反応の出方に影響するかという話もあった。今回、モデルナ社は50マイクログラムの用量でのブースターショットを言及している。少ない用量で意図する抗体レベルが得られるのであればよい話である。
ブースターショットを先行している国は、東京新聞の9/15の記事によると、イスラエルが挙げられる。これに続いて、イギリス、アメリカと続くようだ。