kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

新規感染者数に代わる指標は何か。療養者数はどうだろう。

厚生労働省のホームページには、都道府県の医療提供体制等の状況として毎週報告されている。

www.mhlw.go.jp

以下のようなまとまったPDFやエクセルシートが閲覧できる。

f:id:KennyHeadway:20210921174215p:plain

出典:厚生労働省 都道府県の医療提供体制等の状況(医療提供体制等の負荷・感染の状況)(2021年9月17日更新[PDF形式:624KB]

以下の情報が都道府県別に表示されている。

医療提供体制の負荷

  • ①医療の逼迫具合(入院医療、重傷者用病床)
  • ②療養者数

感染の状況

  • PCR陽性率
  • ④新規陽性者数
  • ⑤感染経路不明割合

新規感染者数はこの中で④の新規陽性者数と同じと思われる。PCR検査でポジティブと出たのだから感染したでしょうという意味合いとなる。ただ、いつも思うことだけれど、テレビの報道では新規感染者数というけれど、厚生労働省では一言も新規感染者数とは言わず、新規陽性者数と言っている。

①の医療の逼迫具合というのは、ベッドが限りがあって、とはいうものの全国で病院ベッドどれだけあるのということになるのだけれど、恐らくだよ、感染症で第2類相当というカテゴリーで新型コロナウイルス感染症を管理、治療しているため、ベッド数が感染症対策として限りがあるという風になるのかなと思う。

病床数に関しては、以下の頁で説明されている。

gemmed.ghc-j.com

病床数で数えれば、150万ほどあるように伺えるが、有床診ベッド数は2021年4月末に8万5000床を割る可能性と書かれている。有症診ベッド数とは、入院した患者さんをしっかり責任を以て見ることができるとされるベッド数ということのように思える。本題とは違うが、ベッドの数については、なんで逼迫するのか当方理解できていない。

②の療養者数に着目してみようと思う。感染したとしてもCOVID-19を感染しない場合もあるし、療養者数となれば、実際にCOVID-19に感染して何らかの症状が出て治療しないといけないという数になると思う。よく重症者数を指標にして報道されるが、この数だけを見てもあまりピンとこない。軽いと風邪だけれど重症だと人工呼吸器をつけないといけない肺炎であるCOVID-19で、療養者といっても幅が広いだろう。これを日本地図で都道府県別に状況を見てみると以下のようになる。

f:id:KennyHeadway:20210922074325j:plain

出典:厚生労働省 都道府県の医療提供体制等の状況(医療提供体制等の負荷・感染の状況)(2021年9月17日更新)

なお、厚生労働省では毎週このようなデータを更新して掲載されている。後ろ向きに1か月前のデータで同じように地図を作ってみると以下のようになる。

f:id:KennyHeadway:20210922080021j:plain

出典:厚生労働省 都道府県の医療提供体制等の状況(医療提供体制等の負荷・感染の状況)(2021年8月13日更新)

新規感染者数ほど大きな変化がないのが判るが、時間を要するかもしれないけれど、了承している人の数も減少していくことを望む。