当該ブログでの新規感染者数のまとめ。
2か月程新規感染者数の動向をグラフにしたり、いろいろとデータを自分なりに取り扱ってきた。10月になり新しくなり、おそらく毎週のようにグラフを掲載することは少なくなるかもしれないが、これまで描いてきたものをいくつか振り返ってみようと思う。
当初は、新規感染者数が2か月程度でピークアウトすることを仮定して、2次曲線で近似してどのくらいまで増加するのかということをやっていたが、これは、あまりにもうまく行かなかった。そもそも、2次曲線ってずっと上がり続けるわけだし、数学に無知だったことが今思えば恥ずかしい。
これはすべての棒グラフから近似式が算出されているので、事後結果に過ぎない。7月迄であれば、ずっと増加し続けて、実際のピークは2万5千にんていどであったが、それよりも大きな数で、今思えばどうしようもないストーリーだった。ただ、このグラフを皮切りに、いろいろなグラフを描画してきて、何かとそれなりにわかってきたことがある。
新規感染者数（全国）と東京の割合
報道では、東京の新規感染者数が何人だということが、一つのニュースになっていた。午後4時45分を過ぎると、NHKの特設サイト、新型コロナウイルスで、今日の東京都の新規感染者数は何人だということが連日報道されていた。
2019年10月1日現在で東京都の人口は、13,921千人。日本の総人口は126,167千人とされている。全国に対する東京の人口は13,921÷126,167＝11.03%となる。新規感染者の割合は、最低でも15%程度である。これは都市で密の傾向があるので、人口比率と新規感染者数の比率が一致することは無いと思う。このグラフを見ると6月の初めから15～20%程度に位置していていた。30%を超えたのは6/22で30.31%。最大値は7/7の42.03%であった。その後30%を下回ったのは8/6の28.87％で、20%を下回ったのは8/21の19.91%であった。折れ線グラフのギザギザ感はこの3か月にしても見られるが、穏やかな時だと思える時期に全国に対する東京の占める割合は、15%程度というところであると思う。
新規感染者数と実効再生産数（全国、東京、愛知）
どれだけ感染が拡大しているかを見るための指標として実行再生産数Rtがある。これは東洋経済のコロナウイルスの頁に説明されている内容をそのまま計算式（下式）に当てはめてグラフを書いている。全国的にはどうか、東京はどうか、そして私が居住している愛知県はどうかということで、グラフを書いてきた。
どうしても2週間前のデータがひつようなので、この折れ線グラフも途中から始まっているが、全国の傾向からすれば、東京は感染が早く始まり、愛知は遅く始まったことが伺える。また、数が多いほど折れ線グラフは滑らかになるが、数が少ないとギザギザしていく。凡例で私の居住市と愛知県とで同様なグラフを書いてみると、私が居住している市の実行再生産数はかなりガタガタしている。
週平均の新規感染者数（全国、東京、愛知）
棒グラフで全国、東京、愛知と並べてみてみると、東京は始まりが早く、愛知県は始まりが遅い。今週は第40週で9/26～9/30のデータでの表示であるが、だいぶ減少していることが伺える。
だた、こうしたデータでグラフを作っていく中で、新規感染者数の数だけを見てもどうかなという気持ちが芽生えてきて、新規感染者数の他に死者数、重症者数をあわせてグラフ化して、新規感染者数だけにとらわれずに、感染症の状況を見始めた。
以上、今回は新規感染者数についていくつかまとめをしてきた。この稿のおわりに、新規感染者数の2020年初頭からの内容を記しておこう。
