kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

FCI NY (YouTube)から学べること (10) 品不足の影響

FCI NYはアメリカの動向の一端を垣間見るのによいと思っている。短いビデオクリップから学べることは多いが、品不足による物価上昇は非常に憂慮すべき問題である。

 

米 物流遅延で品不足と値上がり 解消策で港湾24時間稼働 (2021/10/17)

www.youtube.com

このビデオクリップで述べている骨子は以下のとおりである。

  • 13日水曜日、バイデン大統領は物流遅延の解消に向け、港湾運営会社や小売り大手、物流大手と連携し、カリフォルニア州のロサンゼルス港を7日間24時間体制で稼働すると発表した。
  • スーパーマーケットでは、空の棚が目立つ品薄状態となっており、商品は前年比で、紙おむつが9%、洋服が4.2%、新車が7.6%、食肉が8.6%、卵がおよそ10%値上がりした。
  • 物価の上昇を受け年金などを取り扱うSSA(ソーシャルセキュリティー アドミニストレーション)は、2022年の受給金額を5.9%引き上げ、平均受給金額は月$92増えて$1,657になる。
  • 専門家はソーシャルセキュリティーに頼る高齢者はこの1年コロナ禍での物価上昇の直撃を受けてきた上に、インフレは来年も続くとみており、生活が楽になるとは考えにくいとしている。

アメリカは、今年の初めからインフレが続いているようである。物資が不足しているだけではなく、コロナ渦中による大幅な金融緩和で、お金が市場にたくさんあるようである。しかし、あまりお金がじゃぶじゃぶありすぎると、これが経済の影響によくない面もあるらしい。そのうちインフレがさらに進むのではないかという懸念の声もあるようだ。

日本においても、10月になって小麦の価格が上がったとか、原油産出国の生産量が増えなく原油価格が上昇して、ガソリン価格も上昇している(筆者の居住地では先週に比べて単価7円程上昇した)。中国の話題については筆者は積極的に述べてはいないが、エネルギー不足、食糧不足、さらには不動産バブルが崩壊し始めているなど、その影響が日本にもそのうち出てくるのではないかとさえ思ってしまう。この時期は衆議院選挙があるため、マーケットの動きはよっぽどのことが無い限り大きく動かないにしても、原油高とか大国の状況によっては為替レートも大きく変化することもあるであろう(円安がすすむのか? アメリカの国債が中国が不動産バブルで買えなくなった分日本が勝っているというはなしもあるようである)。何にしても、どうなっていくのか、周りをみながら賢く生活していきたいものである。