ロシアの感染状況。コロナを恐れていないようだ。
世界で感染が拡大している地域は、ロシア、東ヨーロッパが挙げられる。世界でどこかが波の収束があれば、どこかで感染が拡大していく状況が絶え間なくあり、世界的な収束はずっと先になるのではないかと思ってしまう。今回は、ロシアの状況を見てみようと思う。
ロシア感染爆発 危機感ゼロの理由は【記者解説】(2021年10月27日) ANNnewsCH
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ロシアでは新型コロナウイルスの1日あたりの感染者が
これまでで最も多い3万7900人あまりとなり、
過去最悪の感染状況となっています。ロシアの新型コロナウイルスの感染状況について
ANNモスクワ支局の前田洋平支局長に詳しく聞いていきます。Q.ロシアでは、なぜ感染爆発が起きているのでしょうか?
Q.いまはどんな対策を行っている?
Q.ワクチンの接種状況は?
Q.なぜロシア人はなぜワクチンを打たないの?
Q.ロシアでは大規模イベントはどうなっている?
Q.医療体制はどうなっている?
やや長いニュースのクリップであるが、ANNのモスクワ支局長の前田洋平さんが状況を分かりやすく説明してくれている。。
旧社会主義国であったが、ソビエト連邦からロシアに国が変わり、街中での風景で、ハンバーガーショップのバーガーキングが写っていたことは、コロナ渦とは別にして、開かれた国になったのかなと思ってしまった。余談であるが、筆者が20年ほど前アメリカボストンに滞在していた時は、ランチはマクドナルド、バーガーキング、タコベル(日本にもあるとは知りませんでした)、パンダエクスプレス、ディアンジェロなど、よくファーストフードへ行ったなと記憶がよみがえってしまった。
本題に戻るが、説明を聞いたり、取材での都市の風景を見てみると、感染拡大は、密になっていることやマスクをしていないことかなと思うが、前田さんの説明では感染拡大しても医療体制の逼迫はギリギリ持ちこたえているようである。今のところはロシア人は危機感がそれほど無いような感じである。
ワクチンに関しては、国産のワクチンスプートニクVが世界で初めて作られたと報道されていた。効力はまあまあという一定の評価があるし、他国でも使用されている。しかし、驚いたことに、スプートニクVはロシアでは治験をやってないとのことで、国民は不信感を抱いて、国産ワクチンは接種しないという人は多いようである。それでワクチン接種率が3割程度であるらしい。
新規感染者数、ワクチン接種率、厳格度指数をみると、感染者数がゼロに近くなるという状況が無いことがわかる。厳格度指数は現時点で54程度とされているが、日本も数字的にはそれほど違わないにしても、コロナに対する危機感が日本ほど無い感じがする。
「ただの風邪でしょ。だだ重症化することがあるけれど」という感じで、畏れている感じはしない。今後、10日ほどのロックダウンをロシアでは施行するようであるが、冬の時期は寒く、換気がそれほど行われなくなることからも、気を付けていかないといけない。
一方、日本はマスコミでは、特にワイドショーでは怖い怖いとあおってくれたことは閉口するが、プラスに考えれば、危機意識が根付いて世界と比べてそれほどひどくはならなかったと思う。
国によってコロナ渦に対する政策、考え方は多様であるが、いろいろな違いから気付きを得て賢くこういう時代を生き延びていくことを今後も模索していこうと思う。