kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

第6波は来るのか来ないのか? (2) 気を抜いたら間違いなく来るでしょう。

前回は新型コロナウイルス SARS-CoV-2 の中にある修復酵素nsp14が働かなくなってSARS-CoV-2が自滅していく話を述べた。デルタ株が蔓延してその過程でウイルスがさらに変異してくると修復酵素が働かなくなって自滅するというストーリーが成り立てば、コロナかは終焉すると楽観的に思いたいところだ。でもまだまだSARS-CoV-2は潜んでいるようである。

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 岐阜県恵那市は3日、市内で新型コロナウイルス感染者が急増しているため、市独自の非常事態宣言を発出した。30日まで。9月末の緊急事態宣言解除後、非常事態宣言を発出するのは県内自治体で初。市民に注意喚起し、接待を伴う飲食店を市職員が訪問し感染防止対策をチェックする。

 市によると10月30日に5人、11月2日に2人、3日に8人の感染者を確認。この15人のうち14人は、クラスター(感染者集団)に認定されている市内の接待を伴う飲食店の客、従業員とそれぞれの家族だった。1週間以内の感染者数が、人口10万人当たりの新規感染者数に換算すると30・84人に達し、国基準のステージ4(25人)を上回った。

岐阜県恵那市は人口5万人程の都市である。仕事でお取引している会社がある市として認識していたので、何だと思い見たところ、飲食店で瞬く間にクラスター発生との報道であった。もちろん飲食の場で注意はしているものの、感染はいとも簡単に起こってしまうことは、空気感染おそるべしと再認識したほうが良いだろう。

 

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出典:岐阜県の感染者数と実効再生産数(新型コロナデータサイト)

第5波と比較すれば、現時点の新規感染者数の水準は非常に少ないことがわかる。実行再生産数は計算上1を超えているため、感染者数が増えている傾向は認められる。

岐阜県の人口は約200万人であるので、ニュースになった恵那市が占める割合はその40分の1である。したがって岐阜県で数字を見ればさほど大きな変化としてみることはできないものの、クラスターは簡単に生成されてしまうことは十分留意していくことが大事だと思う。