kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

3回目接種が日本でも始まる。イスラエルの前例を見てみよう

3回目接種が12月より医療従事者から順に始まっていくことが報道されている。

www3.nhk.or.jp

日本では4月頃から始まって8か月程度経過しての接種であるが、過去の接種で獲得できた抗体は少なくなっているのだといわれている。3回目の接種の効果は世界で先駆けて接種が進んでいるイスラエルの事例が参考になる。下図のグラフでは、イスラエルは人口100人当たりの接種者数が40人を超えている。

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出典:OurWorldInData COVID-19 vaccine booster doses administered per 100 people

 

これは、人口100万人当たりの新規感染者数と死亡者数であるが、3回目(ブースターショット)が7月下旬から始まることで、新規感染者数も増加している傾向があるが、その後下降している。2021年1月頃の波(アルファ株によるものか)と比べると2021年9月頃の波(デルタ株によるものか)の方が感染者数に比べて死亡者数が減っていることは、2回のワクチンで重症化をある程度は防いでいることが言えるのかもしれない。

現時点では感染者数は低い水準ではあるが、ちょっとしたことで増え始めることも否定はできないであろう。

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出典:OurWorldInData Daily new confirmed COVID-19 cases & deaths per million people (Israel)

このグラフを見てみると、2021年の4月から7月までのおおよそ3か月間はほとんど感染者がいない時期であることがわかる。ワクチンの効果であるけれども、効果が減少し始めると増えていくということは、今後の日本でも起こりうることは想定しておいた方がよいかもしれない。

仮に3か月のおとなしい時期があるとするのであれば、日本は9月の下旬頃からおとなしくなってきているので、12月下旬まではおとなしいということになる。ただ季節はイスラエルと違って乾燥しやすい寒い季節である。必ずしも同じようにみなすことはできないにしても、12月下旬までおとなしく推移していけば、これはこれで凄いことである。

 

ついでに、日本の人口100万人当たりの新規感染者数と死亡者数であるが、このまま収束して日常が戻ってくることを臨んでいる。

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出典:OurWorldInData Daily new confirmed COVID-19 cases & deaths per million people (Japan)