kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

コロナ渦と脱炭素で思うこと

COP26がイギリスで開催されましたが、脱炭素といってもそう簡単にできるものだとは思えません。石油を燃やさないで電気を作るといって太陽光や風力といった自然エネルギーで発電することは環境にやさしいことだと思います。しかし、それだけでは電力が賄いきれるのかどうか疑問なところがあります。曇りの日中では発電量が少なくなったり、夜は発電できません。風が吹かなければ風車は回りませんし、コンセプトはいいのですが、それだけに頼ることは難しいと思います。とはいうものの、原子力発電は二酸化炭素を出しませんが、大きな事故を起こしてしまったことから、安全に発電所を運転することができるのかが疑問です。決して脱炭素を否定するわけではないが、性急過ぎている感じがします。

2020年は新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めて、手探り状態で対策を模索しながら経済活動をセーブしてきました。海外では強制力が強いロックダウンで抑え込みを図りましたが、日本では憲法上そこまでの強制力は認められないため、自粛することでおとなしくしてきました。環境庁の資料によると『新型コロナウイルスによるロックダウン等の経済活動の停滞により、2020年の世界のエネルギー起源CO2排出量は意図せず大幅に縮小する見込み(2019年比▲8%)』と記されています。この資料はグラフを多く用いてエネルギー事情を詳しく説明しているため、参考になるかもしれません。

2021年は前半はワクチン接種が始まりその効果が表れてきました。しかしウイルスの変異により大きな波が押し寄せてきましたが、経済活動も徐々に動き始めていきました。2020年と比べて石油や天然ガスの消費量が多くなり、CO2の排出量も多くなってきました。日本は資源の大半を輸入していますが、原油の卸売価格の上昇、為替レートが円安に動いたことなどで、ガソリンの値段も上昇しています。

コロナ渦では普段の日常が日常でなくなり、それに代わるスタイルが新しい日常となってきました。ひょっとしたら、こうした新しい日常が新しい世の中を作るきっかけになるのかもしれません。いくつかコロナ禍と脱炭素について論説されている内容がありましたので、以下に掲載して終わりにしたいと思います。

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energy-shift.com

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