kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

ブースター接種の適切とされる間隔は?

新型コロナワクチンで獲得できた抗体の働きは時間がたつとパフォーマンスが下がるといわれている。それで3回目のワクチン接種(ブースター接種)が必要とされる話はイスラエルアメリカで進んで実施されている。

ブースター接種は日本では当初8カ月の間隔を定めていたが、6か月でも接種できるように方針を変更して地方自治体が困惑しているようだ。国は8カ月といってきているので、8カ月を推奨するというスタンスは変えていないが、前倒しすることは歓迎できる。ただ8カ月で準備をしているので、いきなり言われても困るよというのは尤もな話であるけれど、どうやってリカバーできるかが今後見どころである。

そもそも、なぜ8カ月なのだろうか? という疑問がわいてくる。世界でも先行して接種が進んでいるイスラエルカイチューブでいろいろと勉強しているため、6か月が通常である感が非常に強いが、以下の記事(日本経済新聞 2021年9月17日)には、『厚労省は同日、接種間隔を巡り、2回目の接種が終わってから8カ月以上経過した後に実施する案を示した。イスラエルでは5カ月以上、英独仏では6カ月以上、米国では8カ月以上など間隔を設けている。』と書かれていた。

www.nikkei.com

日本ではワクチン不足ということは聞こえなくなった。一方アフリカ諸国などCOVAXの枠組みで供給されている国々は依然としてワクチン不足の状況が続いているのでそれはそれで何とかしないといけないのだが、感染拡大していろいろな問題が起こらないようにブースター接種の実施を準備することが重要である。

 

昨日のNHKニュースをラジオで視聴したが、その内容はWebにも掲載されている。

www3.nhk.or.jp

アメリカの研究では感染防御効果が低下することが示された。

先月、ファイザーのワクチンの3回目の接種をめぐって、海外で新たなデータが相次いで報告されました。

2回目の接種から1か月以内と、5か月後以降を比べたアメリカの研究では、感染を予防する効果が▽16歳から44歳では89%が39%に、▽45歳から64歳では87%が50%に、▽65歳以上では80%が43%に低下したとされています。

カタールの研究では、重症化と死亡を予防する効果が半減することを示した。

また重症化と死亡を予防する効果についても、
カタールでの研究で、
2回目の接種から1か月後は96%でしたが、
6か月後には88.9%、
7か月後以降には55.6%に減少したというデータも報告されました。

こうした知見からも、半年経過すると効果は半減するということを認識することが賢明だと思う。

日本では、医療従事者が確か3月から接種し始めたと認識している。医療従事者は感染防御に関する知識もプロフェッショナルなこと故、半年経過した現時点で医療従事者の感染者が増えているというニュースは幸い聞こえてこない。しかし、この感染症重篤さは大変認識していることから戦々恐々としながら医療に携わっていることと想像する。

第6波は必ず来るような報道がされているが、それに対する対策は接種間隔を8カ月から6か月に前倒しすることもいいかもよいかもしれない。

f:id:KennyHeadway:20211116080300p:plain

出典:OurWorldInData COVID-19 日本の2回ワクチン接種率

現時点では、4人に3人が2回接種完了した状況である。日本は比較的上昇傾向がきれいな直線のようでそろそろ飽和してくることが予想できる。世界各国の状況では、様々であり、急上昇したり、高止まりしたり、いろいろな状況が見受け荒れる。

f:id:KennyHeadway:20211116080701p:plain

出典:OurWorldInData COVID-19 世界の2回ワクチン接種率(抜粋)

ワクチン接種が高止まりすると感染が増えてくるかもしれないが、注意深く様子をみて注意深く観戦しないように備えていくことが大事である。