日本上陸オミクロン株。空気感染、市中感染に気を付けよう
『アウトブレイク』という映画もまた、死に至る感染症をテーマとした内容で、感染拡大が非常に素覚ましいものであることを思い出してしまう。
Nextstrainによると世界での変異株の優勢は緑色のデルタ株が占めていることがわかる。南米ではイオタ株、ラムダ株など橙系の色がある。南アフリカ共和国では赤色のオミクロン株が目立っている。
世界における変異株の寄与率を見てみると現時点では9割がたがデルタ株である。オミクロン株はまだ見つかったばかりで11月21日現在では1%も満たないが、今後の動向を注意してみよう。
昨日のニュースで、国内で感染者が見つかったとのことであるが、ナミビアの外交官とのことである。この方はワクチン接種はしているものの感染が確認されたことは、ワクチンでの免疫があっても感染することを言っているようなものだ。決してこの方が悪いわけではなく、このオミクロン株は伝搬性が非常に高いと認識した方が良いと思う。
そのため、同じ飛行機の搭乗者を全員濃厚接触者と認定し、感染拡大を防ごうとしている。PCR検査で陽性かどうかを調べるであろうが、ウイルスの増殖スピードは個人差があるから、検査したときは陰性でもあとから陽性になることだってあるのではないだろうか。大事を取るのであれば、2週間じっとしてくださいということかもしれないが、水際対策がしっかり機能するかどうかを見守っていきたい。
空気感染については、先日科学誌を翻訳した内容を掲載しているが、概略は以下の内容である。翻訳のすべては以下記事の下の方に5つに分けてリンクしてあるので、原文とあわせてみていただきたい。
市中感染を防ぐには、やはり密を避けることが賢明だと思う。マスクは飛沫は防ぐことができたとしても、ウイルスの粒子は不織布の網目よりも小さいので感嘆にスルーしてしまう。以下記事のマスク越しの呼気の流れを見てみるとウイルスをマスクで防ぐには力不足感が否めない。kennyheadway.hatenablog.com
市中感染は、新型コロナウイルス感染症に限ったことではない。インフルエンザが典型的な市中感染である。インフルエンザが流行するという話はこのオミクロン株で聞こえてこなくなってしまったが、何が起こるかわからない。12月の終わりになればどうなっていくのかが見えてくるだろう。12月にもなったことで、師走、忙しくなる時期だからこそ、感染の対策をできる限り行って2021年を締めくくっていきたいと思う。