kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

オミクロン株の感染力、ワクチンの効果は(NHKのニュースから)

今朝のNHKニュースを視聴していたら、感染力はデルタ株よりも高いという話に反応してしまった。

www3.nhk.or.jp

西浦教授らのグループは、新型コロナウイルスの遺伝情報を登録するウェブサイトに、ことし9月半ばから11月末までに南アフリカから報告された200件余りのデータをもとにオミクロン株の拡大の勢いを分析しました。

8日、厚生労働省の専門家会合に出された報告によりますと、特にオミクロン株が広がっているハウテン州では、1人が何人に感染を広げるかを示す実効再生産数はデルタ株の4.2倍で、データの偏りを補正しても少なくとも2倍以上になったということです。

この値は、減少傾向にあるデルタ株と急増しているオミクロン株を比べた結果で、オミクロン株そのものが持つ感染力はまだ分かっていないとしていますが、南アフリカでワクチンを接種した人や過去に感染した人の割合を踏まえて解析すると、免疫によるオミクロン株に対する感染予防効果は20%程度にとどまっていて、免疫をすり抜ける再感染によって急拡大しているとみています。

ここでは実行再生産数として言及されているが、少なくともデルタ株の2倍と言っている。基本再生産数については述べられていないがこれだけ感染力が強いのであれば、密接な空間に滞在するのは避けたり、換気を積極的に行うなど対策が必要である。ただし、この寒い時期に窓を開けようと思っても、一人で過ごすのではいいけれど、職場とか、複数の人がいる空間では自分の好きなようにはできないし、やりすぎると煙たがれてしまったり、これは状況を見ながらやっていくしかない。

ただ、空気感染とかどれだけ認識できているかわからないが、よりあり得る状況になったことは否めない。空気感染の話をすれば、夏の頃に以下の内容を挙げたことを思い出した。

kennyheadway.hateblo.jp

 

もう一つ、ワクチンの話。これもNHKのニュースからであるが、

www3.nhk.or.jp

アメリカの製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックは8日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンのオミクロン株に対する効果について、研究室で行った初期的な実験結果を発表しました。

それによりますと、ワクチン接種を受けた人の血液中にあるウイルスの働きを抑える中和抗体の効果は、2回の接種を受けた人では、従来のウイルスに対する場合と比べ大幅に減少していました。

しかし、3回目の追加接種を受けた人では、中和抗体の効果は2回接種の場合の25倍になり、従来のウイルスに対する効果と同じ程度に高まっていたということです。

これは情報の出所がわからない。3回目の接種としても、2回目からどれだけ間隔を空けた3回目なのかがわからない。中和抗体の効果が25倍になったといっても、オミクロン株のスパイク蛋白質はかなりオリジナルから変わっているので、抗体を回避してしまうこともあり得るので、どこから25倍といっているのかが不明である。

昨日Twitterで見た図でこんなのがあった。

f:id:KennyHeadway:20211209074852p:plain

出典:https://twitter.com/_b_meyer/status/1468319835012673549

かんわ院長の大津秀一先生のTwitterによると、

オミクロンに対するファイザーワクチンの効果に関する研究結果が南アの研究者により公表

中和抗体のレベルは41分の1に低下と指摘

だが、2回接種者や既感染者の血液はオミクロンを中和することができる

「予想したよりも良い結果。抗体が多いほど保護される可能性は高くなる」と研究者

と説明している。中和抗体レベルだけでワクチンの効果がある、ないなどと単純にいえる話ではないが、オリジナルに基づいて開発されたワクチンなので、今でもまだ多少の効果は認められるという程度の認識を持つことが賢いのかなと思う。

 

オミクロン株についてわかり始めたことがいろいろとニュースで出てくるが、複数のニュースから最大公約数は何かというような見方でどういったものかプロファイルして気をつけていこう。