オミクロン株のステルスバージョン
こんなキャッチ―な記事が掲載されていた。
オミクロンの「ステルス」バージョンが3カ国で発見されたとの報告
このウイルスは、通常の検査ではコロナウイルスとして検出され、ゲノム検査ではオミクロン変異体として同定されますが、短時間で結果が得られる通常のPCR検査では、可能性のある症例にフラグが立たないのです。
news9liveはインドの報道機関と思われる。この記事では、オミクロン株に対して9つの最新情報を掲載している。9つのタイトルだけを記すと、
1. インド、COVIDの新規患者を8,439人報告、昨日より23%増加
2. 既存のワクチンがオミクロンに対して失敗する可能性は「極めて低い」:WHO
3. ICMR、より安価で迅速なCOVIDテストを間もなく導入へ
4. 科学者がオミクロンの新しいステルスバージョンを3カ国で発見、との報告
5. カルナータカ州CMが新しいCOVIDガイドラインを発行へ
6. COVIDで入院した人の日次集計がSAで倍増
7. ドイツでは2月以降、COVID-19による死者数が最多を記録している
8. 英国、COVIDブースター注射の投与を迅速化へ
9. アフリカ9カ国でオミクロン確認
イギリスのThe Guardianでも同じような内容を掲載している。
冒頭の内容を翻訳すると次のようだ。
科学者たちは、公衆衛生当局が世界中に広がるオミクロンを迅速に把握するために実施しているPCR検査では、他の変異型と区別できない「ステルス」バージョンを特定したと述べている。
この発見は、英国で検出されたオリジナルのオミクロン変異体の症例数が1日で101件増加し437件となり、スコットランドが在宅勤務への復帰を発表したときに行われました。
ステルス型は、標準的なオミクロンと共通する多くの変異を有していますが、特定の遺伝子変化がないため、実験室ベースのPCR検査で可能性のある症例にフラグを立てるための大まかな方法として使用することができます。
この変種は、通常の検査ではコロナウイルスとして検出され、ゲノム検査ではオミクロン変種として同定されますが、より迅速な結果が得られる通常のPCR検査では、可能性のあるケースにフラグを立てることができません。
研究者によれば、オミクロンの新しい型が標準的なオミクロン型と同じように広がるかどうかを知るのは時期尚早であるが、「ステルス型」は遺伝的に異なるため、異なる挙動を示す可能性があるとのことである。
ステルス型は、南アフリカ、オーストラリア、カナダから最近提出されたコビド・ウイルスゲノムの中で最初に発見されたが、すでにもっと広く広がっている可能性がある。これまでに確認された7例のうち、英国では1例も発生していない。
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ステルス性とは関係がないと思うが、過去にはデルタ株に対してデルタプラスというものが出現した。変異株に対してさらに変異したのがそれだ。インドで発生したデルタ株についても、日本で流行したデルタ株とは遺伝子がドンピシャということではなく、若干異なっていることを最近知った。メジャーなところは同じでもマイナーなところが違うというのであろうか。
おそらく、流行し始めるとウイルス量がトータル的に多くなり変異が起こる頻度も多くなるだろう。まだオミクロン株に対して全容がわかっていないのにこうしたステルスバージョンが出てくるというニュースは正直驚いた。だけどそんなことが頻繁に起こり始めると、「またか」という感じで驚きもしなくなる。そうはいっても、どうなっていくかは注意しておこう。