FCI NY (YouTube)から学べること (18) ワクチン追加接種は期待出来る
オミクロン株にワクチンは効くのか?
3回目接種がオミクロン株に有効 米ファイザー (2021/12/12)
追加接種がオミクロン株にも有効だという研究が発表されました。
8日水曜日、ファイザーは初期段階の研究として、新型コロナウイルスワクチンの追加接種でオミクロン株への効果が期待できると発表しました。ファイザーによると、3回の接種でオミクロン株を防ぐ中和抗体の量が2回接種の25倍に増加したということです。ファイザーは、2回の接種では感染を防ぐには十分ではないかもしれないが、重症化を防ぐ可能性はあるとしています。ファイザーのアルバート・ブーラCEOは「追加接種をすぐに受けるべきです。」と語りました。
そうした中、9日木曜日、CDC疾病対策センターは、ファイザー製ワクチンに関して、これまで18歳以上としていた追加接種の対象を16歳以上に引き下げることを承認しました。
ファイザー社のCOVID-19ワクチン (BNT162b2) は従来株で設計されたワクチンであるが、3回の接種でオミクロン株を防ぐ中和抗体の量を25倍に増やしてくれるとのことである。まだ実験レベルで明らかになっていることが聞こえてこないが、オミクロン株のスパイク蛋白質が免疫回避してしまうから効果が無くなってしまうのではと思ってしまうが、25倍という数でリカバーして重症化を防ぐということと理解した方が良いのかもしれない。だって、デルタ株だって感染することはあるにしても重症化しないと言っていたし、それと同じ論理。ただ3回目打ってねということかな。
ファイザー社は12月8日にプレスリリースしている。
要旨として(www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました)、
- 実験室での予備的研究により、ファイザー・バイオテックCOVID-19ワクチンの3回接種でオミクロン変異体(B.1.1.529系統)を中和する一方、2回接種では中和力価が有意に減少することが実証されました。
- BNT162b2の3回目の投与により、Omicron変異体に対する中和抗体価が2回の投与に比べて25倍上昇することが示された。ブースター投与後の抗体価は、高い防御レベルに関連する野生型ウイルスに対する2回の投与後に観察された抗体価と同程度である。
- CD8+T細胞が認識するスパイクタンパク質のエピトープの80%はオミクロン変異体の変異の影響を受けないため、2回の投与でも重症化に対する予防効果が期待されます。
- 両社は、オミクロンの変異体特異的ワクチンの開発を引き続き進め、防御レベルと持続時間をさらに高めるための適応が必要となった場合に備えて、3月までに利用できるようにする予定です - 2022年の両社の40億回投与容量に変更はありません。
感染のスピードは脅威ではあるが、日本国内でも早くワクチン接種を前倒しして行っていくことが医療崩壊を防ぐ手段の一つだと思っている。療養施設の確保は進んでいると報道しているが、デルタ株と同等と見積もっているのか、3倍程度を想定しているのか定かではない。3回目のワクチン接種は感染拡大を防ぐことで早めに行政は動いてくださいね。