モデルナのブースターも抗体量が多くなるようだ
ワクチンはオミクロン株に効果があるのかどうかというニュースがいろいろとあるが、最近こうしたニュースが出てきた。
最初に、前置きで古い話を述べる。モデルナ社のワクチンはmRNAの量が100マイクログラムといわれている。ファイザー社のワクチンはmRNAの量が30マイクログラムといわれている。mRNAの情報は従来株のスパイクたんぱく質に習っているが両社のmRNAは同じではないと思う。ファイザー社よりもモデルナ社の方が副反応が出やすいことはなぜかと思っていたらmRNAの量に関係するのかなと思っていた。
今回の報道では、抗体の量がブースターショットでmRNAの量が50マイクログラムの場合は37倍に増え、100マイクログラムの場合は83倍になるとのことである。ファイザー社はmRNAの量が30マイクログラムで確か25倍だったかな?このニュースから、mRNAの量が多いと生成される抗体の量も多くなるということを示しているのだと思う。
なお、ニュースのもとはモデルナ社のホームページによる。
直近のmedRxIVで発表された研究成果でも、モデルナ社のブースターショットは、SARS-CoV-2オミクロンの中和抗体からの逃避を減少させることが述べられている。
ファイザー社も効果があるとされているが、モデルナ社も効果があることがわかった。