全国の新規感染者の状況 (2022/01/31)
かなり大きな数になってきた。これだけ大きな数なのに感覚が麻痺してきたことが怖い。
都道府県別に塗るとここまで紫色に染まってしまうことには驚く。
東京都の直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は739.16人で最も多く、次は大阪府の709.12人(いずれも1/30までの情報)だった。沖縄県は483.96人で、1/15までの1週間が沖縄県の最大値686.37人であったことからも、東京都、大阪府は新規感染者数が多いということになる。
1週間前を参考に表すと、まだ赤色が分布していたが、1週間での増え幅が大きい。先週の図は全国平均の値が10程大きかったのでここで訂正した図に置き換える。
冒頭のグラフを見るとこのままの勢いで増加していくのか、あるいは高止まりになるのかは微妙である。私はこのころがピークアウトと期待していたが、どうもまだピークアウトは先になるようだ。
東京が最も人口当たり多くなってきたが、全国に占める東京都の割合は直近を見るとほぼ20%とこれまでよりも割合が高くなってきている。沖縄県、広島県で多かったのが、今度は東京や大阪府など都市部が多くなり始めた。
東京都の実行再生産数は、1/30時点で1.558。
大阪府はの実行再生産数は、1/30時点で1.379。増加する傾向にあると思う。
沖縄県は、1/30時点で0.984と1/20時点で0.974と1を下回った状態を推移している。
広島県は、1/30時点で1.013とようやく1に近づいてきたのでここにきてピークアウトできるかなという感じがする。
愛知県は、1/30時点で1.446と小さくはない数である。
先週は10万人を超える勢いのように思えたが、超えなかった。そもそもPCR検査をそれだけ検出できるだけの能力があるかどうかは疑問である。なかなか聞こえてこないが、PCR検査のCt値がどの程度で検出されるのかとか、こちらは調べればわかるが陽性率がどの程度かもわかってくると、どのように推移していくかがはっきりするかもしれない。