全国の新規感染者の状況 (2022/02/07)
1日当たり10万人を超えた。それだけ多いと医療現場の負担が大きくなり、今までできていたことができなくなり、悪循環に陥っている。実効再生産数は2/6時点で1.175。1週間前の1/30では1.465であったことから見れば数自体は小さくなってきているので、そろそろピークアウトを迎えてもよさそうな状況だと思う。私は遅くても先週あたりにピークアウトを迎えると思っていたというか期待していたが、なかなかそうはいかない。
都道府県別にみると、人口当たりの新規感染者数が多いのは大阪府、東京都と都市部分が多いようだ。NHKのデータを引用して図を作成しているが、2月から人口の基数が2020年10月1日の国勢調査の数字となった。基数が若干異なるが、見ている数字自体はそれほど大きな変動が出てくるようなものではなさそうだ。
1週間前の状況を再掲するが、沖縄県、広島県、山口県など、米軍基地と関係があるところは減少傾向が認められる。じゃあ米軍基地と関係がある神奈川県はどうなのということもあるが、神奈川県は米軍基地が感染源だという話は報道されていない。首都圏に近いということで、感染者数が多い傾向になるのは想定の範囲といったところだろうか。
減少しているところ、増加しているところ、都道府県によって状況はそれぞれあるようだ。総じていえば都市は増えて地方は減少かなという感じである。
これまで掲載してきた都府県の状況を見てみよう。
沖縄県は減少傾向が認められる。実効再生産数は2/6時点で0.730と小さくなってきている。新規感染者数が少なくなってきているものの、今度は医療現場のひっ迫が大きくなってきている。
広島県も減少傾向が認められる。実効再生産数は2/6時点で0.896と小さくなってきている。
東京都は増加している傾向があるが、以前のような増加の勢いはなさそうだ。実効再生産数は2/6時点で1.162とまだ1を超えているが遅かれ早かれ減少していくだろう。
大阪府も増加している傾向がある。実効再生産数は2/6時点で1.251であった。
最後に愛知県。実効再生産数は2/6時点で1.160。そろそろピークアウトかもしれない。
今週にピークアウトをひとまず迎えて早く終息してくれることを臨む。
