kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

全国の療養者の状況 (2022/2/15)

新規感染者数は最大になったようだが、減少は時間を要する感じがする。上昇は約1か月ちょっと5週間程度かなと思うが、現時点の新規感染者数推移からすると減少するには2か月半、10週間くらい要するような感じがする。

死亡者数もこれまでになく多くなったが、第5波の対新規感染者数と比較すればやや少ないので重症化傾向が大きくないということはある意味そうではあるが、ワクチンでできた抗体の数も半年経過するとオミクロン株に対してはほとんど役に立たない状況なので、罹患しやすい人ほど大変な状況になるので注意が必要のようだ。

f:id:KennyHeadway:20220215081807p:plain

重症者数は第5波の水準まで入っていないものの数が多くなってきた。第3波、第4波は下のグラフからすると重症者数と死者数は同じような軌跡を描いている。第5波については重症者数が多いが死亡者数が少ないとみることができる。第5波は65歳以上はワクチン接種率が高かったため死亡者数が多くなかったとみることができるか。それに対して第6波はワクチンの免疫は役に立たない。じゃあ、体内の自己免疫力に依存するしかないかもしれない。ピークアウトしてもこの余波は長くなるのではないかと懸念する。

f:id:KennyHeadway:20220215082129p:plain

 

療養者数はかなり多い。全国平均で対人口10万人当たり665.6人(2月11日現在、厚生労働省)であった。これに人口の数1,262.27×10万人を掛けると1262.27×665.6=840.167人となり、療養者が84万人もいることになる。今朝のNHKニュースでは全国で自宅療養者の数が54万人と言っていた。相当な数であるし現在の変異株がどれほど猛威を振るっているかがひしひしと感じる。インフルエンザが今年は発生するなんて言っていたような気がするけれど、全然そのような話が聞こえてこない。

f:id:KennyHeadway:20220215080503j:plain

対人口当たり1,000人を超えているのは、多い順に大阪府1,509.5 (+507.6)人、東京都1,208.0 (+218.0)、兵庫県1,026.2 (+312.1)(カッコ内の数字は1週間前との差)であるが、このカラースケールも想定を大きく超えてしまった。実際1,000人超えはひょっとしたらあるかなという程度で考えていたが、1,500人とは非常に大きな数である。

当初感染が爆発的に広がった沖縄県は1,000人を超えることは無かったが(1/18時点で774.3人)、都市部で感染者数が多いということが暗にそう言っている感じがする。これだけ多いとこの先思いやられるが、できることを探してやっていくしかないようだ。

 

第5波と比較すると、新規感染者の波の高さは約4倍。死亡者数の波の高さは2倍強といったところである。

f:id:KennyHeadway:20220215082728p:plain

重症者数に対して死亡者数は第5波は1/3程度であるが、第6波はほとんど同じような感じである。もちろん、縦軸の数字は1/10異なるので一概に分数で程度を示すのは正しくはないが、数が多すぎて大変な状況だ。

f:id:KennyHeadway:20220215082816p:plain

医療ひっ迫といわれているが、以下の内容を読んでみると考えさせられるものがある。

山中先生の新型コロナウイルス情報発信で、2/10付けの黒木登志夫先生のコラム。これ以外も読んでいて勉強になるが、お時間があれば読んでいただきたい。

www.covid19-yamanaka.com