kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

オミクロン株の亜種BA.2について

Twitterで、東京大学医科学研究所システムウイルス学分野の佐藤佳先生がオミクロン株の亜種BA.2について感染力の他に病原性も高い可能性があることを医学系の査読前の論文誌に発表された。

 

www.biorxiv.org

以下はTwitterでの投稿された要旨であるがこれを読んでいると日本で市中感染し始めたら第6波とオーバーラップして第7波が来る可能性だって否めないと思ってしまった。

Image

 

Image

 

Image

 

Image

 

 

ここで言っているB.1.1は、B.1.1.7のアルファ株やB.1.617.2のデルタ株のようにVOC (Variant of Concern)懸念される変異株と推察する。

このプレプリントのPDFの最後の方にいろいろと図が示されている。まとめの前の4番と番号が振られているコンテンツでは、BA.2のスパイクたんぱく質を持ったSARS-CoV-2ウイルスを人工合成してハムスターに感染させたら体重、気道収縮指標(Penh)、最大呼気流量(Rpef)、および 皮下酸素飽和度(SpO2) などとBA.2の傾向がほぼ一致していることがわる。SpO2はパルスオキシメータが認知されたことで酸素飽和度と理解できるが、そのほかのパラメトリックな内容は分からないので検索で適切と思われる言葉を振った。

検索したらこの内容とは別のコンテンツがみつかり、これも東京大学の医学研究所で佐藤先生とは別の先生が発表された内容のプレスリリースでこちらにはオリジナルのオミクロン株はデルタ株のようなVOCと比べると病原性は低いという内容であった。

https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/content/000005698.pdf

 

一般論では感染性が高まって弱毒化するとは言っているけれども、新型コロナウイルスはそう当てはまるのか当てはまらないのかはまだ断定ができないと思う。このプレプリントについてはもう一つのブログに掻い摘んでアップしようかなと思っているが、図を見ているとなんだかこれはやばそうな感じがしてしまった。国によってBA.2の感染拡大度合いは異なるが、今まで効果があるとされている抗体カクテル療法もBA.2は適用できないものだってあるという内容なので、ビビりながらもBA.2というのはどういうものなのかプロファイルして備えていきたいと思う。