全国の新規感染者の状況 (2022/02/21)
おおむねピークアウトとしたかもしれない。2年の期間で見るとどれほど第6波が大きいのかがわかる。
直近の3か月間で見るとやや減少傾向はあるものの高止まり感があるように思える。2/20現在の実行再生産数は0.963と微妙に1を下回っているがこの1週間は0.90~0.96とそれほど減少している感はなかなか見いだせない。
都道府県別の状況は以下のようであるが、若干の減少があるものの大勢は従前のようである。
東京都の状況は以下の全国い占める割合をみると18%程度をここのところ推移しているから、全国平均と東京都はほぼ一緒の動きのようだ。
2/20現在の実行再生産数は0.958とまださほど新規感染者が大きく減少していく期待はなかなか持てそうもない。
沖縄県は、全国で見られる多高止まりの傾向から脱却して次の状況になっていると思われる。漸近的に減少するのではなく、2月に入ってからほぼ横ばい傾向である。実効再生産数は全国平均や東京都などと時代が異なることもあり、直接比較は難しいが2/20現在で1.059。
広島県も全国平均より早く感染が始まったが、減少傾向はあるものの急激に減少するよな状況ではない。実効再生産数は2/20現在で0.931で直近1週間は0.86~0.93の間で推移していた
大阪府は人口当たりの新規感染者数が全国で一番多い。ピークアウトして減少傾向になっていると思われるが、高止まり感が否めない。2/20現在の実行再生産数は0.967で直近1週間は0.87~0.97と少なくとも減少している傾向であるといえる。
最後に愛知県。全国平均よりも若干遅れて感染が広まってようやく先週がピークかなと思っている。実効再生産数は2/20現在で1.024で直近1週間は1.00~1.05の範囲で推移していた。まだ1を切った日は見られないが、今週あたりでてくるだろうかと思っている。
ピークアウトしてもなかなか減少している感が実感できない。毎回思うことであるが、オミクロン株は症状が軽いとはいうものの、これだけ数が多かったり、発症までの潜伏期が短いと、第5波とは異なる深刻さがひしひしと感じてくる。