全国の新規感染者の状況 (2022/03/07)

紛争のニュースばかりで新コロ関連のニュースはトップに来ることが無くなってきた。早く紛争が終わってほしいと日々願うばかりであるが、ちょっとこれはひどすぎる。

さて、新規感染者の数は長いスパンで見ると減少している傾向がみられると思うが、減少しているスピードはそれほど速くなさそうだ。

直近を拡大してみると、ピークからの減少がそれほど急激に加工しているようではないことがわかる。実効再生産数もほぼ1に近く、全然減っていないような印象を持つ。

都道府県別にみても、1週間前と比較しても減少している数字は微減といった感じだ。

第5波はピークアウト後、2か月程でほぼ終息したような感じであった。上昇も2か月ほどの期間を経て上昇していった。これに対して第6波は1か月ほどの上昇で第5波よりも急激であった。上昇と下降と対照的な軌跡を描くのであれば今頃はほぼ終息して落ちつくはずであるが、まだまだ道半ばのようである。

オミクロン変異株の亜種BA.2がそろそろ置き換わってくるのではないかとか、ひょっとしたらBA.1あるいはBA.1.1はピークアウトして減少しているのだけれども、今度はBA.2が増え始めてきてトータル的にみると拮抗状態になっているのかとか、いろいろと推測するが、根拠を持って言えていない。感染力がより強くなっていたり、ワクチン接種後に期待される免疫力（抗体価）の持ち方がちがっているなど、今までの経験値からは説明ができない状態なのかもしれない。