全国の療養者の状況 (2022/3/15)
療養者の数も減少傾向が認められる。その程度が大きいか少ないかはなかなか実感がわかないが、第7波が来ないと仮定すればあと2か月程度は要するかもしれない。
新規感染者数のピークアウトから1か月ほどして死者数も減少傾向になってきた。しかし依然としてまだ数が多い。
重症者数も減少傾向がはっきりしてきたが、まだまだ多い。
実際に感染してしまうとどうなのだろうか。同じ職場の方が家庭内感染して喉が痛いなど症状は比較的軽かったことを聞いたが、その方はワクチン接種を2回していた。NHKのニュースを見てみると、新型コロナウイルス感染症の専門家の方が感染してしまい重症化したという話があった。読んでみると何らかのアレルギーがあるからワクチンは接種できていなかったこと、のどの痛みを感じていたが直接的にこれが新コロだと認識できなかったような話が読み取れる。幸い医療措置が適切だったので命を落とすことは無かったようだが、いろいろ考えさせられるニュースである。
悪くとらえれば、現場を事細かに見ることができておらず机の上の議論に終始してそれに基づいて愚策を行ってきた。と言っちゃうと絶対怒られるからそこまで言わないにしても、もっと臨床を知って議論してほしいなと思う。よくとらえれば、感染経験があって人工呼吸器迄つけた療養者の専門家がよりコロナについて体感したことで、どうしたらいいかより具体的な対策に結びついてくれるかなと思ったりもする。決して個人を悪く言うつもりは毛頭ないが、ワクチン接種できない事情で十分注意していたにもかからわずこうして感染しちゃったということは、決して他人ごとではないと心した方がよさそうだ。
