全国の療養者の状況 (2022/04/12)
療養者数は先週からプラスに転じた。
都市部が多い感じがする。
新規感染者数は、第6波と一見異なり緩やかに上昇している。死者数は減少傾向が続くものの下げ止まりかもしれない。新規感染者数のピークからやや遅れて死者数のピークが出現するので、これも時間差で同じような軌跡をだどるかもしれない。
重症者数はさげどまりか? しばらく様子をみてみよう。
昨日は、XFなる変異株について述べてみたが、NHKのニュースはよりわかりやすく説明されている。いくつも亜種が出てくるが、最終的にはどれか一つが主流となって大きな感染が起こる。
BA.1からBA.2への置き換わりが進んでいるようだが、Nextstrainによると、4/5現在で21Lと分類されるオミクロン株、いわゆるBA.2が世界で72%を占めているとのこと。
もう一つNHKのニュースで、アストラゼネカ社のワクチンを当初契約した量の1/3をキャンセルしたとの報道があった。
アストラゼネカ社のワクチンはウイルスベクターワクチンで、ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンとは仕組みが異なる。いろいろな報告からmRNAワクチンよりも有効性が高くないことがわかってきている。しかし少なからず免疫の働きはあるようだ。
違約金がどれだけ発生するかどうかはわからないが、キャンセルすることは致し方ないのではないかと思う。全数キャンセルすることになると、今度売ってくれなくなってしまうと困るだろうし、このワクチンだけではなく他のアストラゼネカ社の製品も入手できないと困るだろう。ワクチンが出た当時、今の現状を予測することは困難だろうし、この決断はいいとも悪いとも今判断することではないと思う。前提次第でどうにでも言えてしまう。
このアストラゼネカワクチンは、日本がCOVAXに提供して貢献していることが実績としてある。決して無駄になっていないということだけは知っておこう。
まだまだコロナ禍長く続きます。密な場所は避けたり、空気が悪いところは長くいないようにするなど、できることをやって感染の確率を下げる生活を送っていこう。