kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

全国の療養者の状況(2022/07/20)

毎週火曜日に療養者について挙げているが、水曜日にしたところでより新しいデータがゲットできるわけではなかった。先週と比べて倍の数になっている。

 

新規感染者数が11万人を超えたのが7/16だった。週の中で土曜日が一番多いのが何週間か続いている。今回は日月と連休だったので月火の人数は比較的少ないがそれでも7/18は76,195人、7/19は66,745人(NHK特設サイト 新型コロナウイルスより)と相当の数だ。死者数は急激に多くなるかどうか様子を見ないとわからないが、ワクチン接種や比較的風邪に近い症状でそんなに多くならないとよいと思っている。ただこの第7波のBA.5は殆どの抗体カクテル療法の薬が効きにくいようである。後の方で述べるが、イーライ・リリー社の抗体医薬ベブテロビマブ(bebtelovimab)が何とか効きそうな感じである。試験管内環境における研究結果なので、実際に感染した人に対してどうなるかはそれと状況が異なるので一概に言えないが。

重症者と死者数については、感染者数のような急激な上昇は認められない。そうあってほしいがしばらく様子を見てみようと思う。

 

BA.5で第7波の最中であるが、今度はBA.2.75という変異株も出現してきた。抗体カクテル療法の薬が効かないと先に述べたが、下の表はBA.2.75に対する10種類の治療用モノクローナル抗体のIC50値(50%阻害濃度(50パーセントそがいのうど)または半数阻害濃度(はんすうそがいのうど)とは、化合物の生物学的または生化学的阻害作用の有効度を示す値である。Wikipediaより)を表している。50%阻害するためにどれだけ必要かを示した数字で、 スパイク蛋白質の変異D614Gを保有するB.1.1系統のウイルス(B.1.1)と比べてBA.2、BA.4/5、BA.2.75は相当多く必要とすることがわかる。上から3番目のベブテロビマブ(bebtelovimab)が比較的数字が多くないようだが、まだ日本国内では承認されていないようである。

出典:Neutralization sensitivity of Omicron BA.2.75 to therapeutic monoclonal antibodies

BA.5、BA.2.75は危ないものなのかどうなのかは不明だが、現状のオミクロン株と同等だが感染力が強いと言われている。BA.5は鼻水が多く出るということも言われてたりして、風邪に近くなっているのかとさえ思ってしまう。とはいうものの、体内の免疫の働きは個人によって異なることもあり、一概に風に近いからそう危なくないとも言えないし、困ったものである。感染する確率を減らすために、人が多く集まるところに行かないなど、当面しばらく気を付けないといけない。暑いのでマスクはなんだか邪魔で用が無いが、マスクしていないと「この人危ない」なんて思われるのも嫌だし。昨年とはちょっと成り行きが異なるが早く第7波が終わって今度こそ平穏を手に入れたいな。