全国の療養者の状況(2022/10/28)
厚生労働省の都道府県の医療提供体制等の状況(医療提供体制等の負荷・感染状況)についてで、対人口10万人当たりの療養者数は、10/18時点で先週比でプラスに転じた。
毎週こうして数字をみていると、全国で新規感染者数は先々週はその前の週に比べて5%増、先週はその前の週に比べて7%増とのことで、それに応じて療養者数もプラスに転じてきたことはその通りだと思う。先週比減少した県は秋田県と沖縄県の2県だけで、そのほかは増加の程度はあるもののプラスに転じた。
療養者は気温の低い緯度が高い地域ほど多い傾向があるかというわけではなさそうだ。こうやって書いている週の情報ではなく1週間あるいは10日程前の情報なので、現時点を正しく判断するには及ばないかもしれないが、増加の程度はそれとなく理解が可能と思っている。
新規陽性者数はこのグラフでは、10/8が底のようで、平均が25,715人(10/5 ~ 10/11の平均)。10/24現在では平均が36,318人(10/21~10/27の平均)であった。死者数については、10/14が底のようで、平均が50.9人(10/11~10/17の平均)で10/24現在では57.1人と微増といった感じだ。
重症者数は、底となる日が10/21の106人で、10/27は120人とこちらも微増のようだ。
急激な増加の傾向は認められないと思うが、これまでの傾向からすれば、あと1カ月もすれば増加していくような感じがしてならない。
海外では、オミクロン株の変異が進んだBA.5に代わり、BA.2.75やBQ.1というものが占有し始めている。
ウイルスの進化をリアルタイムで追跡しているサイトNextrainでも、ウイルスの派生により分岐群を定めているが、22D(BA.2.75)や22E(BQ.1)が増加し始めている。
1か月後はまた様相が変わってくることを想定しつつ気をつけよう