ピークアウト予測は困難だ。でも早く終息してほしい。
アメリカABCニュースのYouTube (2021/8/5) で、小児科医の先生が言っていた。"I'm encouraged people to think of the delta variant as almost a completely different virus than the previous COVID strains throughout the pandemic."（私は人々にデルタ型はパンデミック中のこれまでのCOVID株とは全く別のウイルスであると考えるように勧めています。）
ピークアウトするのがイギリスの事例では約2か月、インドの事例では約3か月とのことで、本邦におけるピークアウトを予測することを1か月ほど前に考えた。ただ、連休や、お盆休みといった非日常での数字の変動は前提にしていなかった。
実効再生産数は、8/10で1.222であったのが8/15では1.145とさほど変化がなく、グラフを見るとこのまま折れ線グラフが停滞するかと思ってしまう。新規感染者数は現状と同等あるいはそれ以上に報告されると推測する。この1週間である程度はっきりしてくるかもしれない。
近似式での推定は、8月20日時点で約23,000人、8月30日時点で33,000人となる。私は当初の2か月からして8月20日ごろが最大になるかとずっと思っていたが、それよりも増えるとなるとぞっとしてしまう。
別の観点からグラフをもう一つ作ってみた。
新規感染者数を東京都と東京都以外で、東京都の割合を折れ線グラフにしてみた。東京都の人口は、2021年1月1日現在で1,396万人（推計）とされていて、日本の人口は2021年7月1日現在で1億2356万人（概算）の1割を超えている。東京都は人口密度が高いこと、都市集中的な街であることから全国比は人口比以上に大きくなるが、6月上旬では20%を下回っていた。7月上旬には約40%を超えてその後下降して現時点では約24%程度である。
東京都は全国よりも感染増加する時期が早かったので、また感染者の数が深刻なのでそろそろピークアウトしてほしいと思っている。全国もまたピークアウトして、だれもがまともな医療を受けられることを願っている。
