kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

可視光線405nmの波長のLEDでSARS-CoV-2を不活性化する

こういうニュースをいまさらながら見つけた。2021年6月22日に発表された内容である。

prtimes.jp

G-Smatt Japanと奈良県立医科大学可視光線405nm波長の LEDによる新型コロナウイルス不活化効果を確認
G-Smatt Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:柳 景仁)は、公立大学法人奈良県立医科大学医学部微生物感染症学講座にて、可視光線405 nm LEDによる新型コロナウイルスSARS-CoV-2)の不活化効果の確認を行った結果、可視光線405 nm LEDが、新型コロナウイルスを5分で約70%不活化することが確認されました。
※時間による結果、5分:69.577% 30分:77.971% 60分:81.025% 360分:99.892%の不活化

ここにたどり着いたトリガーは、Yahoo!のニュースである。

news.yahoo.co.jp

光を照らす方法で、新型コロナウイルス感染症新型肺炎)を治療する治療法が開発中だと米経済誌フォーブスが報じた。

1日(現地時間)、フォーブスによると、米ノースカロライナ州の医療機器メーカーのエミットバイオ(EmitBio)が発光ダイオード(LED)の光で人の気道の組織にあるデルタ株99.9%を除去したと発表した。報道によると、エミットバイオのニール・ハンター代表は「光だけでコロナ患者を治療すると言えば、大手製薬会社や政府機関は信じられないだろう」とし「しかし、31人を対象に、呼吸器細胞の3日間、LEDの光を5分ずつ1日2回照らしたところ、デルタ株がすべて消えた」と主張した。

どのような光なのだろうと非常に気になり、EmitBio社とコロナウイルスを除去する内容で検索したところ、以下の記事にたどり着いた。

www.prnewswire.com

DURHAM, N.C., Sept. 1, 2021 /PRNewswire/ -- EmitBio, Inc., a life science company, today announced successful results from a new In Vitro Neutralization study of the Delta variant in human airway tissue. The study revealed that EmitBio's technology eliminated 99.99% of the aggressive Delta variant of the SARS-CoV-2 virus with no damage to healthy tissue after three days of twice daily dosing. The Company's light technology has also proven effective, with no loss in potency against all other Covid-19 variants tested in the lab to date. 

(DeepL翻訳)DURHAM, N.C., September 1, 2021 /PRNewswire/ -- ライフサイエンス企業のEmitBio, Inc.は本日、ヒト気道組織におけるDeltaバリアントの新しいIn Vitro Neutralization試験の成功結果を発表しました。この研究では、エミットビオ社の技術が、1日2回、3日間の投与で、健康な組織にダメージを与えることなく、SARS-CoV-2ウイルスの攻撃性の高いDeltaバリアントを99.99%除去したことが明らかになりました。また、当社の光技術は、現在までに実験室でテストされた他のすべてのCovid-19亜種に対しても効力を失わず、効果的であることが証明されています。 

しかしながら、どのような可視光かはこの記事からはまだわからずさらに検索をかけた。ようやく、可視光についての手掛かりが得られた。冒頭には有効性を示せた内容が述べられていた。

www.ncbiotech.org

ダーラムの医療機器メーカーであるEmitBio社は、COVID-19の治療に光明が見えてきたと考えています。

EmitBio社は、充電式電池を使用した携帯型の治験機器の31人の患者に対する最初の試験で、良好な臨床試験結果を報告しました。この装置は、喉用の懐中電灯のようなもので、EmitBio社が開発したもので、医師の処方箋があれば、安全な可視光LEDの波長を喉に照射して、COVID-19の原因となるコロナウイルスであるSARS-CoV-2などの悪い虫を攻撃することができます。

この臨床試験には、SARS-CoV-2ウイルスの検査で陽性となり、COVID-19の初期症状を示した18歳から65歳までの男女31名が参加しました。このプラセボ対照無作為化二重盲検試験は、COVID-19の治療法としての電磁エネルギーの安全性、忍容性、有効性を測定するために行われました。

試験対象者の3分の2は、1日2回、発光装置による治療を4日間受けました。その他の人は、不活性のデバイスで同じ時間治療を受けました。

初期の結果では、EmitBio社の製品で治療を受けた被験者の唾液中のSARS-CoV-2ウイルス量は99%以上減少しました。その他の参加者は、ウイルス量にほとんど変化がありませんでした。また、代謝、肝臓、腎臓、血液検査の評価も行われました。有害事象は報告されませんでした。

同社によれば、この初期の試験では、本製品が測定可能なCOVID-19ウイルスの量を劇的に減少させるだけでなく、身体の自然な防御を刺激することも示されています。EmitBio社は、この装置の緊急使用認可について、米国食品医薬品局と「協議中」であると述べています。

EmitBio社はノースカロライナ州のバイオテクノロジーセンターに、ノースカロライナ州で製造されたこの製品のプロトタイプは、固体LEDの光を喉の奥に照射するもので、軽度から中等度のCOVID-19感染者のウイルスのほとんどを取り除くことができると話しています。また、患者は対照群の参加者よりも2、3日早く症状から回復しました。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

私が着目した記事は、以下のCoolUVというキーワードで、UVだから紫外線だろうと思ったけれど可視光ということは何だろうということで頭は???であった。

Another Cary-based firm, Lumagenics, also is considering light – although of another type – to combat COVID-19. That company is exploring the use of ultraviolet radiation to kill SARS-CoV-2 and other pathogens on targeted surfaces via its CoolUV technology. 

(DeepL翻訳)ケーリーにあるもうひとつの企業、Lumagenics社も、COVID-19対策として別の種類の光を検討している。同社は、CoolUV技術を用いて、対象となる表面上のSARS-CoV-2やその他の病原体を殺菌するために、紫外線の使用を検討している。

深紫外線(UV-C)のLEDならば中心波長が275nmや280nmのものという認識を持っているけれど、これは絶対に知覚できない。では一体何だろうと思ってさらに調べたら、以下の記事にたどり着いて、紫色の光が波長405nmに相当し、これがウイルスを不活化させる働きがあることを理解した。

optronics-media.com

 

以上、紫色の光がSARS-CoV-2を不活化する内容を述べてきた。私が思ったのは、紫色のLEDで赤色、緑色、青色の蛍光体をたたいて発色する高演色の白色LEDなんかいいのではないかと思ったところである。すでに特許とか進めていることだろうから参入したところでどうかと積極的にビジネスしようとは思っていないけど、本当に効果があるのであれば、DIY程度でLEDをはんだ付けして照明でも作ってみようと思う。ただまぶしい光だとすればあまり推奨できないし、そもそも405nm程度の波長はヒトの比視感度からもまぶしいとは感じないと思う。光パワーメータとか視感度補正されていない測定器で測ってみて光の強さを調べた方がいいだろう。