kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

昨日描いたグラフを再描画(新規感染者数と実効再生産数)

1/6の報告者数も√2倍程増加している感じで、実効再生産数が大きくなっていた。昨日描いたグラフのスケールではそれが表現しきれなくなってしまったので、もう一度1/6のデータを追加して描きなおしてみた。

まずは、全国のこれまでの2年間ほどの推移を描いてみよう。この感染症が始まったころは実効再生産数が乱高下して6を超えたことがあるが、いきなり数がボンと増えるとその影響で増加していく。なので初期の変動があることを織り込んでスルーしておこう。直近では1/5で2.191と2を超えたので、まあ増えてきたなと思ていたところ、1/6は2.846まで増えてしまった。ちょっとこれは第5波と同じように考えてはいけないと思う。

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直近の3か月を描画すると以下の通りである。

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いま都道府県で感染者数が多いのは沖縄県である。沖縄県の1/6の実行再生産数は5.492まで跳ね上がった。倍加日数は1.5~3日といわれているが、沖縄県のこの数日はもっと早い。1/3は130人。1/4は225人。1/5は623人。1/6では981人と1日で2倍以上増えていることになる。1/5から1/6は2倍にはならないにしても1.5倍ほど増えている。

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東京都も実行再生産数は1/6で2.916まで跳ね上がった。今後増加していくことは想定しておいた方がよさそうだ。

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愛知県も実行再生産数が1/6で3.376と大きくなっている。東京が増え始めたら愛知も遅れながら増えていく感じだ。

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諸外国の例を見て今後どうなるかを考えてみたいと思う。一番最初にオミクロン株が発見されたといわれている南アフリカ共和国。新規感染者数と死亡者数は以下の通りである。

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出典:OurWorldInData COVID-19 人口100万人当たりの新規感染者数と死亡者数(南アフリカ共和国

これまでの波よりも急激に増加して下降している。新規感染者数の増加していく日数は、

  • 前回の波は2021/4/8の13.14人→2021/7/9の328.01人。92日要してピークに到達した。
  • 今回の波は2021/11/5の4.29人→2021/12/17の390.35人。42日要してピークに到達した。

これまでの半分程度の日数でピークに到達することがわかる。また、死亡者数は前回の波よりも数がかなり少ないことがわかる。

 

これと同じストーリーで日本につていも見てみよう。

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出典:OurWorldInData COVID-19 人口100万人当たりの新規感染者数と死亡者数(日本)
  • 第5波は2021/6/21の11.32人→2021/8/25の183.99人。65日要してピークに到達した。
  • 第6波は1月の終わりになるとどのような状況かわかるかもしれない。

 

南アフリカ共和国のように前回の波の半分の期間でという話であれば、1月終りにピークが到達すると言えるかもしれない。ただ向こうは南半球で夏。こちらは北半球で冬。同じように半分の周期とは簡単にいえないかもしれないが、急速に感染が広まるというファクトは共通している。

日本の1/6の新規感染者数は4,475人と報告された(NHK)。2日で2倍の数になると単純い考えれば、この数に√2を掛けて6,328人。曜日によって報告者数の増減があるものの、今日は全国で6,300人ほどの感染者数が報告されるとひとまず想定して稿を終りにしよう。