全国の新規感染者の状況(2022/07/04)
第7波の到来か。比較的穏やかだった2週間ほど前とは状況が変わってきた。
都道府県別でも、増加している傾向がみられる。
データから見える国内の感染状況は
●新型コロナ専門家会合 新規感染者全国で増加 「BA.5」主流になる可能性
新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合が6月30日に開かれ、新規感染者数が大都市部でおおむね増加するなど全国で増加に転じたと指摘しました。オミクロン株のうち、より感染が広がりやすいと指摘される「BA.5」が国内でも主流になる可能性があり、感染拡大も懸念されるとして、基本的な感染対策の徹底を求めています。
と述べられているが、亜種BA.5が主流になって増加してきたと推察する。
アメリカの動向をみてみると、日本よりも新規感染者数は多いが、オミクロン株の波がピークアウトしてから徐々に増えつつある。オミクロン株の波は日本のそれよりも急増し急減している。日本の場合はようやく減少したかなと思っていた矢先増え始めている
アメリカのオミクロン株のピークは1/15頃で底になったのは3/15頃である。日本は2/8頃がピークで6/20頃が底のようである。
下図は、米国CDCのCOVID Data Trackerに掲載されていた米国内の変異株の変遷を示すグラフである。
オミクロン株の波がピークアウトした3月上旬ではなく3月下旬からのグラフであるが、この時はBA.2や初期型のBA.1.1が主流だった。その後、BA.2.12.1が増加し今日に至っているが、BA.2は1割を切っている。その反面、BA.4あるいはBA.5が5月上旬から出現し1か月半で半分を占めている。
BA.4あるいはBA.5が占有していても、増加幅がが著しく大きいわけではない。BA.1とかBA.2とかで爆発的に感染したためある程度何かしら免疫がついてBA.4とかBA.5とかではそれほど大きくなっていないのか、いやそんなことはなく、BA.1やBA.2と比べてBA.4/5は別物なので、これから増えていくのか、参考になりそうな事例を探してみないとその点ははっきり言えないかもしれない。