全国の新規感染者の状況(2022/07/25)
1日当たりの新規感染者数が20万人を先週超えた。この増え方はちょっと尋常ではない。直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は1,000人を超えることは当初想定していなかったが、今回は6都府県で1,000人を超えたことになる。
その前の週は1週間前と比べて104.3%増加だったのに対して、先週は68.7%増加なので、今まで経験したことが無い数になることはあっても、加速度を増して増えていくことは無いように思える。とはいうものの、単純に先週比50%増しで増えたとしても、1日当たり30万人に到達することは予想できそうだ。
PCR検査の陽性率が半分程度と見積もっていたことを先週述べていたが、実際にはそれよりも多いようだ。もともと日本は検査の絶対数が他国と比べて少ないので、潜在的な陽性者(感染者)は実際に報告された数よりも多いと推測するが、これだけ数が爆発的に多くなると、今までの行政の仕組みでは機能不全に陥る。
新規感染者数で、現在東京都が占める割合は15~17%程度である。東京都が占める割合は今後横ばいかやや少なくなるかなと思っている。
実行再生産数はこの1週間の平均は1.50だった。その1週間前は1.70と0.2ポイント程度少なくなってきた。グラフの傾きはやや緩やかにはなるものの、今週土曜日あたりは30万人程度になるかなと思っている。
明日は療養者数について述べる予定でいるが、この第7波は感染者数は多いものの重症者数が感染者数に比べれば比較的少ないようだ。2週間後にピークアウトしてくれればいいなと思っているが、どんな数が報道されても驚かないでいよう。