ハイブリッド免疫（Science誌より）
科学誌Scienceに、ハイブリッド免疫について掲載されていたので紹介したいと思う。
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2（SARS-CoV-2）の感染に対する免疫は、国際社会にとって極めて重要な問題である。そのため、その免疫の質と期間を決定することが鍵となる。しかし、適応免疫系は複雑であり、これらの要素は、（感染によって得られる）自然免疫とワクチンによって生成される免疫とで異なる可能性がある（1）。さらに、組み合わせの問題もあります。自然免疫を持つ人が、その後ワクチンを接種すると、どのような免疫が発現するのでしょうか。このような「ハイブリッド免疫」は、過去にSARS-CoV-2に感染したことのある人が、COVID-19ワクチンに対して非常に強力な免疫反応を示すという注目すべき発見があったことから、特に興味深いものです（2）。
全部の翻訳（by DeepL）は以下に記した。
この図のように、もともと体内にある免疫とワクチンで生成された免疫が組み合わさってより強い免疫力を得ることができるという内容である。詳しくは、別ブログの方にDeepL翻訳を示したが、ワクチンにおいても異種のワクチンでより強力な免疫が生成されることについても言及されている。異種ワクチン接種は日本国内ではどうしてもそう言った必要がある場合は認められているようである。
現時点ではワクチン接種についてもわかっていないことが多いようだ。接種を進めてきていろいろ分かってきたこともあるが、異種のワクチン接種は今後選択肢の一つになるように、科学的な裏付けに基づいて検討される必要があるであろう。
