kennyheadway's thinking

こちらは日々思うこと、COVID-19について思うこと述べていくことになりそうかな。

オミクロン株市中感染か (2)

昨日は、京都府でも市中感染が認められたとの報道があった。この市中感染は、じゃあどこでうつっちゃったのかという話になるが、野外を歩いていると感染するのか? アーケードのある商店街を歩いていると感染するのか? 室内にいると感染するのか? など、いろいろと考えてしまう。

情報を入手して自分であれこれ考えてみるのだが、ニュースの報道はメジャーなことなので、ニュースにならないようなことを探してみることもある意味必要かなと思ってしまう。

なぜそんなに感染しやすいのかという素朴な疑問であるが、それは感染しやすいようにウイルスのスパイク蛋白質の構造が変化したのでしょというのが大きな理由の一つ。それにしても『市中感染』『市中感染』といわれているので、どうしてだろうと思って気になるときに見つけた内容が以下のものである。

mainichi.jp

お金を払っていないので、全部は読めないが、『保護膜』というのは気になった。

 

こうなると、英語で何か情報が得られるかと思い、omicron protective membraneで検索すると、以下のコンテンツにたどり着いた。

asm.org

こちらはprotective membraneとは書かれてないが、membraneと記載されていてた。

その該当箇所の翻訳(DeepLによる)は以下の通りである。

フリン切断部位
スパイクタンパク質は2つのサブユニット(S1、S2)から構成されており、膜融合を媒介し感染を引き起こすためには、互いに分離する必要がある。furin切断部位は、その分離が行われる接合部である。これはSARS-CoV-2の病原体のもう一つの重要な要素であり、この領域の変異は感染や感染力の上昇に関係している。

例えば、Alpha、Delta、Omicronはいずれも681位にプロリンからアルギニンへの置換(P681H)を有しており、この置換によって切断部位がフーリン酵素に認識されやすくなり、追加のスパイクタンパク質の切断が容易になり、感染効率が高まったと報告されている。重要なことは、このような効果をもたらすためには、この変異がさらなるスパイクの変異を背景にして起こる必要があることを研究結果が示していることである。

ガンマとオミクロンは、655位のヒスチジンからチロシンへの置換(H655Y)という追加の変異を持っているが、これはフーリン切断部位の近くに位置しており、現在も調査が進められているところである。

フリン切断部位が分離しやすいかどうかが感染しやすいかどうかに関係しているかもしれない。その変異がスパイク蛋白質681番目の変異の他に、オミクロン株はその他にも変異があり、より分離しやすくなるから感染しやすくなったというストーリーであるのだろうか?

なぜそれほど感染力が強いかは今後、いろいろ研究された結果が出てくると思うが、感染しやすい分、うつらないように対策が必要である。

来週月曜日で、今年の投稿は終える予定。