全国の新規感染者の状況 (2022/02/14)

2/13の日曜日で7万５千人をこえたのを知ったが、日曜日にしては多い数だなと率直に思った。そろそろピークアウトを迎えたかなと思いつつ、グラフを見てみると実効再生産数は、2/13時点で0.964。１を切ったのが2/12で0.991。ちなみに2/11は1.059。1は切ったので積極的に増加するようなことは無いと思うけれど、高止まり傾向が持続することだってあるので、しばらく様子を見てみたい。

全国平均の数だけを見ると、1週間前と比べて感染者数は初めて減少に転じた。都市部が比較的多い状況だ。

いくつかの都府県をピックアップしてきたが、沖縄県はだいぶ減少してきた。実効再生産数は微妙に1に近づきつつあるようで（2/7は0.726まで下がったが2/13は0.907）、新規の数は500人程度で推移しそうな状況かもしれない。

東京都はピークアウトしていると言えるかもしれない。2月のはじめが多かった。2/13時点の実行再生産数は0.903と1をしたまわった。2/11が1.103、2/12が0.938と現時点では減少傾向にあるとみえる。

全国に対する東京都の割合は2/13時点で16.9%。2/4の時点で21.4%まで大きくなったがピークアウトしている分減少している。減少しているということは他が増えているということなので、それは頭の隅に置いておいておいた方がよさそうだ。

大阪府も実行再生産数は1を切って2/13時点で0.940。このグラフには報告で挙げられていない数が含まれているかどうかは現時点では分からないが、それだけ行政の業務がひっ迫してしまったようだ。それでは困るので、これを教訓として次に生かせたらと思う。

広島県は減少している。実効再生産数は2/13時点で0.851となっている。ここまで複数の事例を見てきたが急激に増えてきたものの、減少の傾向はある程度時間を要しているようだ。

終りに愛知県。実効再生産数は2/13時点で1.009。まだ1を切っているわけではないが、そろそろピークアウトするだろう。第5波も東京都から遅れて増加して減少してきた感があるが、今回もそのようだ。だけれども1,2週間の遅れがあるわけではなく、数日の遅れという感じだ。

今後はピークアウトしてくるので数の報告としては注目されないかもしれない。療養者の数がなかなか減ってこないので、その内容は明日また厚生労働省の報告から白地図に色を塗っていろいろと思うことを述べてみたい。